バカラは世界中で愛されている有名なギャンブルゲームです。
カジノで行われるゲームの中でも動くお金が大きく、中にはバカラ専用のVIPルームが設けられているカジノも。
しかし、ルールはとても簡単で、誰でも参加する事が出来ます。
バカラの基本的なルール
・プレイ人数２～７人
・52枚のカードを使用（ジョーカー除く）
バカラとは「バンカー」、「プレイヤー」と呼ばれる、仮想の２人のどちら側が勝つかを予想するゲームです。
ゲームに参加した人が直接勝負する訳では無く、どちらが勝つか、もしくは引き分けか、結果を予想して賭けます。
・勝敗の決め方
プレイヤー側・バンカー側にカードが２枚（もしくは３枚）づつ配られる。
合計点数の下一桁の数字がより９に近い方の勝ち。
（例：プレイヤー側 ５と９＝14 バンカー側 8と3＝11 ４と１でプレイヤーの勝利）
・カードの点数の見方
A・・・１点
２~9・・・表記されている数字と同じ点数 （例：２なら２点 ９なら９点）
10,J,Q.K・・・0点
配られた２枚づつのカードの合計点数の下一桁の数字により、どちらか（若くは両者）が３枚目を引く事があります。
プレイヤー側、バンカー側のどちらかの点数が8点か9点（ナチュラル）の場合は両者とも３枚目は引きません。
ゲームの流れ
1.ゲームに参加したプレイヤーは、チップをバンカー側かプレイヤー側かタイ（引き分け）の位置に置く。
2.プレイヤー側・バンカー側双方に２枚づつカードが配られる。
3.プレイヤー側・バンカー側共にカードを表向きにする。点数が条件を満たしている場合、３枚目を引く(下記に図解)
4.２枚（若くは３枚）のカードの合計点数の下一桁が９に近い方の勝利。
プレイヤーが3枚目を引く条件
プレイヤーが3枚目を引かなかった場合のバンカーが3枚目を引く条件
プレイヤーが3枚目を引かなかった場合のバンカーが3枚目を引く条件
・賞金
プレイヤー側に賭けてプレイヤーが勝った場合→賭け金と同額の賞金。
バンカー側に賭けてバンカーが勝利した場合→賭け金と等倍の金額から５%のコミッション（手数料）を引いた賞金。
引き分けだった場合→プレイヤー・バンカーへの賭け金は戻される。
タイに賭けて引き分けだった場合→賭け金の８倍の賞金。
バカラに参加したプレイヤーは「プレイヤー」か「バンカー」どちらが勝つか、または引き分けるか予想します。
プレイヤー側が勝つと思えばプレイヤー側に、バンカー側が勝つと思えばバンカー側にベット（賭ける事）します。
また、それ以外にも引き分けだと思えばタイに、同数（ペア）が来そうだと思えばペアにベットする事が来ます。
バカラプレイ動画
それぞれの配当・特徴
プレイヤー 配当→２倍
・配られた最初の２枚の点数（合計数の下一桁）が５以下の場合は、更にもう一枚カードが追加されます。
（例：９と３の場合＝12 ２点なので３枚目が追加 ８と９の場合＝17 7なので追加無し）
３枚目が追加されると、合計の下一桁が９から離れてしまい、点数が弱くなってしまう事もあります。
上記の事からプレイヤーはバンカーよりも少し勝ちづらくなっています。
しかし、その分配当は高く、ベットした金額と同じ額が賞金になります。
（例：プレイヤーに100$ベット プレイヤー勝利で２倍の200$GET！）
バンカー 配当→1.95倍
・バンカー側にも、３枚目が追加される条件があります（プレイヤーが３枚目を引くか引かないかも関係する）
しかし、最初に配られた２枚のカードが6以上の場合、そのままスタンド（カードを引かない）の場合が多いです。
バンカーがスタンドをし、プレイヤーが３枚目を引いて自滅してしまうパターンも充分にあります。
その為、プレイヤーより本当に若干ですが勝ちやすくはなってはいます。
配当もプレイヤーよりやや下がり、1.95倍になっています。（コミッションとして５%引かれている）
タイ 配当→8倍
・タイとは引き分けの事を指します。引き分けだと思えばタイに賭けます。
引き分け自体の確率が10分の1程なので現実的には難しいかもしれませんが、その分配当は8倍になっています。
タイにベットして勝敗がついしまった場合は賭け金は没収です。
プレイヤーかバンカーどちらかにベットして引き分けになった場合は賭け金は戻されます。
ペア 配当→11倍
ペアとは、最初に配られた２枚が同数の場合の事を指します。
（例：プレイヤーの最初の２枚が5*５＝プレイヤーペア バンカーの最初の２枚が6・６＝バンカーペア）
勝負に負けたとしてもペア自体が完成していれば配当は貰えますが、タイ以上に確率は低いでしょう。
（上記以外にもパーフェクトペアやどちらかのペア等のベットもあります）
バカラはゲームに参加したプレイヤー同士が直接対決するゲームではありません。
その為、運の要素がとても大きな割合を占めます。
しかし、そんなバカラにも勝ちに近づく為の攻略法は存在します。
バカラを確率的に考える
バカラを確率的に考えてみましょう。
ハウスエッジ（カジノ側の取り分・手数料の事。控除率とも呼ばれる）と勝率に目を向けてみると
・プレイヤー側に賭けた場合 ハウスエッジが1.34～1.36％ 勝つ確率は44.62％
・バンカー側に賭けた場合 ハウスエッジが1.17～1.19％ 勝つ確率は45.85％
確率的に見ると、バンカー側にベットするほうが勝ちやすくなっています。
・タイ（引き分け）に賭けた場合 ハウスエッジが10％以上 勝つ確率は9.53％
タイに賭けると、ハウスエッジは大きく上がり勝つ確率はガクンと下がります。
確実に勝ち続けて行きたい場合は、基本的には引き分けに賭けない方が良いでしょう。
余談ですが、バカラはブラックジャックなどの他のカジノゲームよりもハウスエッジが低くなっています。
プレイヤーにとても優位なゲームと言えますね。
また、株などの投資に用いられる投資手法をバカラに応用する攻略法も存在します。
その中の幾つかを簡単にご紹介致します。
・マーチンゲール法・・・勝つ迄２倍の賭け金をベットしていく。一度の勝ちで負け分を取り戻せる。
・バーレー法・・・勝つ度に２倍の賭け金をベットする。続けて勝つ事で大きな利益を生み出す。
・ウィナーズ法・・・勝ち負けを数列に書き出し、それを元にベットしていく戦略的方法。
バカラ用語集
あ行
アップカード（Upcard）・・表向きになっているカード
イニシャルカード（Initial cards）・・ゲームの際、基本的に配られる２枚のカード
オプション（Option）・・３枚目のカードを引くか引かないかの選択をする事
か行
カード・シュー（Card Shoe） ・・数デックのカードを入れておくケース
カルテ（Chart）・・ディーラーにカードを要求する際に使う言葉
クー（Coup）・・1プレイラウンドのバカラの事
グランドナチュラル（Grand Natural）・・最初に配られた２枚のカードの合計の下一桁が9である事
コミッション（Commission）・・バンカーに賭けて勝った際、配当から引かれる手数料
さ行
シュマンドフェール（Chemin Defferre）・・バカラの種類。ヨーロッパ式のゲームでバンカーは入札制になる。
最高入札者がバンカーを一手に引き受ける
スタンド（Stand）・・次のカードを引かない事
スタンドオフ（Stand off）・・バンカーとプレイヤーが引き分けになる事
シャッフルアップ（Shuffle Up）・・カードカウンティングを防ぐ為に事前にシャッフルする事
た行
タイ・ベット（Tie bet）・・引き分け（タイ）を予想して賭けるベットの事
ダウンカード（Down Card）・・伏せられているカード
ディーラー（Dealer）・・バカラでカード配る役目の人
デック（Deck） ・・一組のトランプの事
ドロー（Draw）・・3枚目のカードを引かなければならない事
な行
ナチュラル（Natural）・・最初に配られた２枚のカードの合計の下一桁が8が9になる事。バカラの理想的なポイント
は行
ハイローラー（High Roller）・・大きな額を賭けるプレイヤー。または大勝ちしたプレイヤー
ハウスエッジ（House Edge）・・カジノ側が受ける儲け。控除率とも呼ばれる（ゲーム中はカジノ側＞プレイヤーの際に使われる）
バカラ（Baccarat）・・配られたカードの合計点が0の最悪の手の事
バカラピット（Baccarat Pitt）・・ハイローラーのみがバカラをプレイできる囲いのあるプライベートエリアピットがあるとは限らず、カジノによっては他のエリアよりも高い位置に設けられている場合もある
バンカー（Banker）・・カードを後に配られる方
バンコ（Banko）・・持っているお金を纏めて1つに賭ける事を表現する言葉
バンコベット（Banko bet）・・バンカー側に賭ける事
バカラ・バンク （Baccarat bank）・・バカラの種類のひとつ。２人のプレイヤーが存在し、カジノ側がベットを予約する
バンクロール（Bankroll）・・バカラでプレイヤーが勝ち取った合計金額
パレット（palette）・・カードをバカラテーブルの上に動かす道具
ヒット（Hit）・・3枚目のカードを引くこと。プレーヤーまたはディーラーが、3枚目のカードを引くことが出来るか、出来ないかのルールは、あらかじめ決められている。一回以上ヒットすることは無い。
フェイスカード（Face Cards）・・ジャックやクイーン、キングの絵柄が描かれているのカード（ピクチャーカードとも言われる）
プチ（Petit）・・配られた２枚のカードの下一桁の合計が最高8迄になるハンドの事（ナチュラルとも言う）
プチ・ナチュラル（Petit Natural）・・最初に配られた２枚のカードの合計の下一桁が8である事
プレーヤー（Player）・・最初にカードが配られる方
プント・ベット（Punt bet）・・プレイヤー側に賭ける事
フェード（Fade）・・バンコ・ベットと同じく、バンカー側に賭ける事
ま行
マーカー（Marker）・・バカラで高額をベッティングしたバンカーとプレイヤーハンドの顧客位置に置く用具置かれた顧客にはカードスクイズ（カード端からジワジワと捲る事）の権限が与えられる
マック（Mack）・・8つのカード・デッキを1つのゲームに使う形式。全部で416枚のカードになる
ミニバカラ（Mini baccarat）・・一般のカジノフロアで、最速・定額な賭け金で楽しむバカラ
ら行
ル・グランデ（Le Grande）・・ハンドの合計が9になる事 バカラで最高のハンド
ロスベット（Loss bet）・・フェードなどと同じくバンカー側に賭ける事（地域などで言葉は変わる）