看護師1年目。

Publicado el 24 febrero 2020 por Anncommunity

今日は。
ナースあんこです。

素人1年目。資格の重み。

看護師一年目の方は、今の時期、新しい知識や現場で使う薬剤など、覚えることが多く毎日が追われる日々でした。

命を管理していく責任、プレッシャーは大きく、常に緊張の毎日でした。

看護学校の時に行った実習とは違い、主体が自分自身となり、責任も伴ってきます。
学生の頃は何を行うにも、教員や看護師の指導を受けてから援助を実施していましたから資格という重みがありました。

看護実習では援助計画や看護目標を立てて、根拠も調べて実施。
学生の頃は、ある程度参考書にも書かれていたり、教員や看護師からの許可を取る事で「援助を実施しても良いんだ。」と自分の中で納得して実行に移せていたと思います。

看護師として働き始めると自分で判断していかなければならない為、学生の頃は良かったな。と思う事が多々ありました。

学生の頃、訪問看護の実習があり訪問看護師さんに質問したことがあります。
学生の実習と看護師(社会人)になるのは、どちらが良いか。

答えは、社会人として働く方が楽。という回答でした。

しかし、自分が看護師として働くと、私は実習の方が精神的に楽だと思いました。

現在はお金が発生する労働を行っていますので、命を守る義務も発生します。
資格を持って働いている以上、世間からは医療(看護)のプロなのです。

看護師にも専門分野がある

私はICUで働いていましたが、〇〇科という枠はなく、様々な疾患の方が運ばれてきます。
その為、毎日が勉強でした。何に注意をして看護をしていけば良いのかを考えなければなりません。

観察項目によって、重要な部分であれば患者さんの命にも関わってくるのです。

患者さんやご家族からは、病気や薬など、何でも知っているだろう。と思われていますが、実際、看護師も医師と同様に専門分野があります。

経験のない科については、患者さんを持ったことがない分、知識も学校で学んだレベルでしょう。
分からない部分は先輩看護師に聞いたり、申し送りでしつこく聞かれたりしました。

私は自ら、ICUという急性期を選び、配属されましたが、〇〇科という一つの分野で深く学んだ方が学びやすかったかも...とも思います。
そして、自分にとっても1つの事をじっくり学ぶ方が合っていたと思います。

超急性期というICUで技術と知識を同時に学ぶことはとても辛かったです。

日々、毎日新しい技術を取得していく中で、看護の観察項目はもちろんのこと、点滴の補液の取り扱いや機器の取り扱い、心電図、ルート、採血、皮下注、スピッツ、マーゲン、処置の仕方など、実施の前に勉強して根拠も知っておかねばなりませんので、予習が重要となり、最後は心折れてしまいました。

ただ、技術が身に付くという角度から見ると、

ICU1年目はどんな仕事をやるの?

私は地域密着の総合病院に就職しました。

ICUに配属され、早々に入院対応、アナムネを取り、家族対応。

また、挿管の補助、モニター管理、吸引、胃瘻、輸液、輸血、採血、シリンジポンプ、検査、オペ出し、救急対応、入院受入対応、感染物の処理方法など、覚える事が毎日山の様にありました。

私が関わる事の多かった、輸液管理では側管から流していはいけない補液について調べ、管のつなぎ方に注意をして毎朝、点滴業務を行っていました。

朝は、30分程度早く出社し、点滴と管を準備して業務開始時間から取りかかれるようにしていました。
自分のポケットの中には、自分のマニュアルを作り、輸液の単身リストを作って待ち歩き、不安な時に必ずチェックしていました。
また、看護師用のポケットマニュアルが本屋さんで販売しているので、1冊あると良いかもしれません。
大きなインシデント・アクシデントに繋がる前に分からない事は、必ず先輩看護師に聞きました。

入ったばかりの新人は持ち受けになるまでは、点滴などの交換やルート確保、口腔ケア、吸引などの業務が中心でフリーの仕事を行いました。
先輩看護師もダブルチェックはしてくれますが、ミスが怖かったのでかなり慎重に行いました。

一つの業務に時間も掛けられない、でも間違えると命に関わる為、怖い。このようなジレンマに悩まされました。
新人教育の先輩看護師もいましたが、あまり頼りにはならず、一人で悩み続けたことを覚えています。

そんな時は気休めですが、仲の良い同僚がいたので相談に乗ってもらったり、愚痴を言っていました。
同期の看護師と皆で定期的に飲みに行き、情報交換を行っていました。