作新学院高等学校の特徴や合格難易度について理事長の畑先生に聞いてみた

Por Alsalirdelcole @alsalirdelcole

作新学院高等学校は、1885年に創設された栃木県宇都宮市にある男女共学の私立高校です。
全校生徒数が3,600人を超える全国屈指のマンモス校で、敷地内には同系列の幼稚園・小学校・中学校も併設されています。
夏の甲子園大会に2011年から9年連続で出場しており、2016年には54年ぶりの全国制覇を達成したことから、野球を始めとした部活動が盛んな高校というイメージを持っている方も多いかと思いますが、作新学院高等学校には進学希望者向けの英進部も設けられており、難関大学への合格者を毎年多数輩出しています。
また、リオデジャネイロ・ロンドンオリンピックに出場して数多くのメダルを獲得した競泳の萩野公介選手や、元プロ野球選手の江川卓氏、シンガーソングライターの斉藤和義氏などを輩出したことでも知られる高校です。

作新学院高等学校の学部

作新学院高等学校には、英進部・総合進学部・情報科学部の3つの学部があり、それぞれの学部は更に細かな学科に分けられています。

英進部は、トップ英進部SⅠコース・トップ英進部SⅡコース・英進選抜クラス・英進クラスの4つのコース・クラスに分けられた学部で、京都大学や旧帝大を始めとした数多くの難関大学への合格者を輩出しています。
4つのコース・クラスの中で最も偏差値が高いのは、71のトップ英進部SⅠコースです。
これは栃木県内の高校の中で2番目の難易度で、私立に限れば県内で最も偏差値が高いコースとなっています。
その他のコース・クラスの偏差値としては、トップ英進部SⅡコースは69、英進選抜クラスは61、英進クラスが55です。
また、各コース。
・クラスの募集人数に関しては、トップ英進部SⅠコースが15名・トップ英進部SⅡコースが50名・英進選抜クラスが60名・英進クラスが130名となっています。
なお、コースやクラスは入学時に決まりますが、学校側に相談することで学部内であれば移動することもできるため、勉強についていけるのか不安という場合でも安心です。

総合進学部は、特別進学クラスと進学クラスの2つのクラスから成る学部です。
それぞれクラスの偏差値は、特別進学クラスが49、進学コースが41となっており、募集人数については特別進学クラスが50名、進学コースが400名となっています。
総合進学部は、生徒の約7割が部活動に取り組んでいますが、部活動だけでなく勉学に励む生徒も多く、東京学芸大学や筑波大学などの国公立大学や慶応義塾大学や早稲田大学、明治大学などの私立大学への合格者を輩出しています。
また、日本大学や東洋大学、駒澤大学などへの指定校推薦枠が多く、約800の枠が設けられているのも総合進学部の特徴のひとつです。
そのため、勉強も部活も頑張りたいという生徒にとって最適な学部と言えるでしょう。

情報科学部は、美術デザイン科・商業システム科・電気電子システム科・自動車整備士養成科・ライフデザイン科・普通科総合選択コースから構成される学部です。
各学科の偏差値は美術デザインが42で、その他の学科は全て40となっています。
募集人数に関しては、美術デザイン科・商業システム科・電気電子システム科・自動車整備士養成科・ライフデザイン科が70名、普通科総合選択コースが230名です。
情報科学部は、デザイン系や商業系、工学系などの各分野の専門知識や技術を習得して、即戦力として社会に出られる人材を育成することを理念に掲げている学部で、就職率が非常に高いのが特徴です。
しかし、就職ではなく進学を希望する生徒も一定数存在しており、そのような生徒に対しては個別指導も行っています。
また、それぞれの学科では各種検定合格や資格取得に向けたサポートも行っており、第一種電気工事士や食物調理技術検定1級、介護職員初任者研修課程修了などの検定や資格を取得することが可能です。

全国大会への出場経験がある部活動が多い

また、作新学院高等学校は、全国大会への出場経験がある部活動が多いという特徴もあります。
最も代表的なのは硬式野球部で、上記の通り甲子園大会での優勝経験もありますが、硬式だけでなく軟式野球部も全国優勝を計17回達成しており、獲得したタイトルは全国最多となっています。
硬式・軟式野球の他にも、自転車競技部・ボクシング部・弓道部・柔道部・ラグビー部など運動部が強豪として知られています。
加えて、演劇部・吹奏楽部・チアリーディング部などの文化部もありますが、特に演劇部は関東大会や全国大会の常連校として非常に有名です。
さらに、学校行事に関しては3学部とも入学当初から数多くあり、中には学部の垣根を超えた行事も多数あるので、他の学部の生徒との交流を図ることもできます。

栃木県宇都宮市には数多くの高校がありますが、作新学院高等学校は難関大学への進学を希望する生徒から、積極的に部活動に取り組みたい生徒、自分の希望する職業に就職したい生徒まで、幅広い生徒を受け入れています。
そのため、少しでも興味がある方は一度見学会や説明会に参加してみてはいかがでしょうか。