Revista Comunicación

コードブルー時の看護師対応。

Publicado el 07 agosto 2019 por Anncommunity

今日は。
看護師あんこです。
「コードブルー」という山Pが出演されている医療ドラマがありましたね。
コードブルーとは、緊急事態・急変患者発生の際に一斉放送で病棟内にアナウンスが流れ、対応可能な医師・看護師が集められます。
これら緊急対応の際、使用される言葉は病院によって異なると思います。
看護学校の付属病院では、コードブルー。
現在の病院では、コードE(emergency)とアナウンスされます。
私もこれらの緊急事態に何回も対応しました。
ほとんどの対応は意識消失です。
意識消失と一言で言っても、原因が多岐に渡りますが、血圧、血糖、脱水、心臓系の問題が主に考えられます。
幸いにも、現在の病院では呼吸停止の救急対応に至った事はまだありません。
救急対応の現場に向かう際は、どんな選択肢があるか考えながら向かいます。
転倒・出血・骨折・ショック・呼吸停止・意識レベル。どこまでの対応が終わっているのかな?医師は対応しているのだろうか?どんな原因でどんな体勢をとればよいのかな?など、心の中で今までの経験から考えられる選択肢を出しながら急いで現場に向かいます。
救急対応の場合、看護師の役割・動きが重要となります。
患者さんの状態を観察する人、記録する人、医師不在の際は医師を呼ぶ人、救急カート・心電図モニターを用意する人、ルート確保する人など、役割を判断して声を出しながら協力していきます。
たったこれだけのことですが、救急対応をしたことのない人は、自分の役割を見つけられずにどうしたら良いのか分からずに見ているだけ、立っているだけの看護師も沢山います。
救急対応になると、現場が騒然として選択肢が見えずに萎縮・躊躇してしまう気持ちも分かりますが、少しずつ慣れて動けるようになって欲しいといつも感じています。
医師不在の場合は、医師が来るまでに状況説明や数値の報告を出来るようにしておくと医師も対応しやすいので、その状況に至っているのかを把握します。以外と欠落しているのは、記録者がいないことです。何時何分どういう状況であったのか。患者さんの経過記録を取っている人はいつも見受けられないので私が対応します。
現在、クリニックで勤務しているので、クリニック内で出来ることは限られます。
その為、病院での対応が必要になると医師が判断した場合は救急車を準備して搬送することが必要となります。
その際に重要となるのが、救急隊の方への申し送りです。
もちろん、医師からの情報提供書もあるのですが、救急隊の方も患者さんを病院まで管理するので情報が大切となります。
また、病院への状況報告もありますので出来るだけ詳しく伝えます。
私は、救急対応の際の処置、対応、患者さんの状態を紙に記録して、誰でも申し送りが出来る状態のメモの作成を目標として現場で記録していきます。
散乱したデータを集めたり、医師へ報告した記録や情報を集めて申し送りのメモを作成するのは効率的ではなく、そんな時間はないからです。
そして、一番の難関な時もある・・・病院探しです。
認知症患者さんの場合、受入を拒否される事も多々あります。
認知症の場合、基本的に精神科への入院となり、薬の調整も難しく、徘徊や転倒などにより患者さんの管理が難しい面を持ちます。
認知症の患者さんは、妄想、幻視、幻聴のある方もいらっしゃいます。
その為、独自の世界観をもつ患者さんも多く見られます。
いつも仕事をしている方、歌を頻回に歌う方、徘徊する方、攻撃的・易怒的な方、よく笑う方。
今までの生きてきた背景、性格、症状によっても異なると考えられますが、徘徊をする方はご本人の意思があるからこそ歩きます。
説明をしても理解は得られにくいです。
高齢者は転倒から骨折のリスクもあり、患者さんを看ていくには難しい現状があります。
認知症という病名があると入院の受入れをされにくい現状もあります。
救急対応の際は、疾患により病院の受入が異なるので、病院探しの際は何とか受け入れて欲しい。その一心で探します。
一人でも多くの患者さんの命が助けられますように。


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