Revista Comunicación

看護師のお仕事は感情労働。

Publicado el 19 junio 2019 por Anncommunity

今日は、看護師あんこです。
日々、患者さんのケアを行い、信頼関係が出来ていく中で関わりの深い関係にあった患者さんに対しては感情移入をしてしまうこともありました。
学生の頃からも言えることなのですが、学生の頃は実習が終わりに近づき、その患者さんとはもう会えない、経過を知る事が出来ないと思うと、寂しい気持ちになったり、退院するまで関わっていたかったと感じて泣いてしまうこともありました。
患者さんと私が出会う場所は、病院なのでもちろん患者さんが病院にくる機会がない方が良いかとは思いますが、退院までの間疾患が良くなってご自宅で元気に過ごして欲しい。という思いが強かったのです。
特に、学生の頃は実習生を受け入れてもらった感謝の気持ちが大きく、何か患者さんの役に立ちたいという気持ちが大きかったのだと思います。急性期、慢性期、終末期、小児、整形など、全ての患者さん・ご家族のご協力にとても感謝していました。
教員の方からは、「泣いちゃだめ。」と言われることもありましたが、指導者さんの方は「泣きたい時は泣いていいんだよ。」と言って下さったこともありました。
今でも忘れられない、関わった患者さんが何名かいらっしゃいます。
ある方は、胃のカルチで胃の2/3を摘出。元々教員をやっていらした方でした。
いつも「頑張ってね。ありがとう。」と声をかけて下さり、患者さん自身がカルチで不安や悩みを抱えているのに、人に優しく出来る事がすごい方だと感じていました。「僕はね、いつも明るい看護師さんから元気をもらえるんだ。」と話されていたのが印象的でした。
私に、教員の頃のお話を沢山聞かせて下さいました。そして、教員の仕事が大好きだった様子が伝わってきました。
その後、肺への転移が発覚し、抗がん剤治療を行いましたが、ほぼ効果は見られず、症状が悪化しお亡くなりになりました。
私は、その死の知らせを聞いて、家で涙が止まらず、opeや治療に前向きに励んでいた姿、いつも笑顔で接して下さった事が頭に浮かび涙が止まりませんでした。今、こうして看護を続けられているのも、その方の言葉があったからです。
看護師は感情労働とよく言われますね。
私がICUを続けられなかった要因は感情のコントロールが出来なかった事も1つの要因だったと思います。
患者さん命が一刻も問われる中での業務。そして、疾患、治療によっては先が見えてしまう現状。
色々な患者さんをみていれば、平均的にどういう状態になっていくのかも予測出来るようになりますね。
患者さんが亡くなる家族の立ち会い、亡くなった後の声がけ、エンゼルケア、病院からの送り出し。患者さんが病院で亡くなる時は看護師が関わります。医療関係者の中には、死に慣れてしまう方もいるそうですが、私には死に慣れることは今でもありません。
IUCに配属されてから看護師を辞めようか、、ずっと悩んでいました。自分には看護師が合わないのではないか。
転職後、私は自分に合う転職先を見つけられたのですが、その時は「看護師という職」が合わないと思い込んでいたのです。
しかし、「感情コントロール」が自分にとって苦手なことだったのだと今となっては気付きがありました。
このように自分の性格によって、向き、不向きも考慮した方が看護師として働いていくのであれば働きやすいかと思います。
自分自身を分かるには、頭で考えるのではなく、自分の感情と向き合って感じていくことが大切かと思います。
日々、仕事に追われていると疲弊しており身体を休めることで精一杯かもしれません。私もそうでした。
看護師は色々な働き方、役割があるのでネットで色々検索したり、転職サイトの方に話だけでも聞いてみることも良いかと思います。
実際に転職をしなくても、どんな転職先があるのか、自分に合うのか、選択肢を聞くだけで心に余裕が生まれることもあります。
精神的に追い込まれる前に、ご自身のお身体をご自愛下さい。
看護師として、良き環境で働けますように☆


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