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看護目標の立て方。(2週目:行動計画編)

Publicado el 03 abril 2020 por Anncommunity
看護目標の立て方。(2週目:行動計画編)

今日は。
看護師あんこです。

看護実習2週目はどんな週?

1週目に患者を受持ちが決定し、その後、援助に入っていれば、看護計画、援助、看護展開が始まっています。

患者さんを受け持ちしてる場合、確実に翌日からは清拭の援助(診断:セルフケア不足)が始まっていました。

2週目は、セルフケア不足以外に上がりそうな看護診断を展開し、援助計画を考えていきました。

この頃には患者さんとの信頼関係も良くなり始め、退院後どんな生活を送りたいか(退院指導)、入院中何かやりたいことはあるか(コーピング目的)、整形の実習であれば自身で出来るリハビリ道具の制作、性格的に誰にも悩みを話せない患者さん・おしゃべりが好きな患者さんなら傾聴、凝り症の人であればマッサージ。など、学生が出来る援助、学生だからこそ出来る援助は何か?を考えていきます。

当然、上記援助には「根拠」が必要となります。

患者さんの希望する援助に対して、根拠付けを行い、看護診断に落とし込むのです。

患者さんの希望にも根拠がありますね。

何故それをしたいのか、希望するのか。ここを抑えるのが情報収集なのです。

また、言葉だけでなく、患者さんの身体の状態、皮膚の状態など観察する事で援助が見えてきます。

この観察も情報収集です。

情報収集により、診断が上がり、何をすべきなのか、援助が見えてくるはずです。

つまり、2週目は以下、工程が活発な時期です↓。

情報収集⇆診断の有無(看護展開)→援助→アセスメント・援助計画修正⇆援助

逆に、2週目で情報を取って置かないと、看護過程が進まなくなります。

出すべき提出物も出せず、遅れを取るのです。そして、実習に落ちてしまうのです。

2週目の行動計画は?

受持ち患者さんを持ったら、1日目の行動計画目標は「情報収集」や「清拭」などの題材で繋げますが、2週目は新しい援助も入ってくるので、必然的に変わります。

受け持ち当初は以下のような目標となりますね。

・例:A氏(患者さん)の病態生理について理解し、援助に繋げられるよう情報収集が出来る。
   A氏の情報収集を行い、援助に繋げることが出来る。

2週目には、援助によって患者さんがどのように過ごせるべきであるのか?という点で目標を書いていきます。

・例:〇〇の為、A氏が〇〇出来るよう、安全安楽に注意して援助していく。
・昨日〇〇だった為、A氏の生活ペースに合わせて声がけを行い援助していく。
・昨日〇〇という発言があった為、不安を吐露できるよう傾聴を行い、今後の援助に繋げる。など、

1日の目標について、自分にとって大きな援助の目標を挙げて記載しました。

2週目〜は援助が複数に渡り、援助を行い評価・修正・援助を繰り返すと思います。

その為、(毎日)行動計画目標を立てる&(目標達成するまで評価と修正を繰り返す)看護計画目標、という2大目標となるのです。

診断が複数上がり、援助の看護計画が入ってくれば、その分看護目標は増えることになります。

このように、援助の計画がピークになり、眠れない日々が続くのです。

患者さんの安全安楽を保ちつつ、どのように清拭をすべきかを考え、根拠や手順を細かく書いていきます。
物品は何が必要か。
物品は何処に置くのか。
作業スペースがどのように確保するのか。
羞恥心はどう保つのか。
保温はどう保つのか。
ADLに合わせて着替えはどのように行なうべきか。
患者の可動域はどの程度か。
着替えや下着はあるのか。
バスタオルはあるのか。
病院のタオルを使用して良いのか。
陰部洗浄はどう洗うのか。
どれ位の時間で行なうのか。
手袋をどの場面で取替えるのか。(清潔不潔に関わる為、大切)
掻痒感があれば、どのように行なえば痒みがとれるのか。など、
患者自身のADLや発言を考慮し、問題点、留意点を記載していく。これが個別性です。
その為、清拭を行なう際の援助計画を立てるのはかなりの労力と時間が必要でした。
私の付属の病院は、インスタントのホットタオルは使用不可で、学校で行うように、熱湯と水を混ぜて、温度を図り、清拭用のバケツを使用して清拭を行なうスタイルでした。

援助計画を拒否されたら

寝ずに清拭の援助計画を書いても、当日、患者さんから「ヤダ」「寒いからヤダ」など拒否されることもありました。
拒否されたので清拭を行なわない。という訳にはいきませんね。。

患者さんにとって清潔を保つことは、感染を防ぐ大切な援助なのです。

もし拒否されたら、
やるべき事は、患者さんがどうしたら清拭して頂ける状況になるかを考える。
気分が乗らなかったのか。
眠かったのか。
恥ずかしいのか。
異性だから嫌なのか。
寒いから嫌なのか。
時間が長いから嫌なのか。
そして、患者さんに声がけをしたり、話してみたり、タイミングをみたりして患者さんと向き合いましょう。
(この問題点は、次の日の行動計画目標に記載できますね)

拒否した原因にもよりますが、以下のような文章を使うと良いかもしれません。

行動計画目標の書き方

例文としては、

(昨日、清拭の拒否があった為)
○○を行い、A氏が安全安楽を保ちながら清拭の援助を拒否なく受入れることが出来る。
清拭前に○○を説明し、A氏が拒否なく清拭の援助を受けることが出来る。など。
眠かったのであれば、
どのようにタイミングをみれば良いのか、
どのように声がけをすれば良いのか、
どのように説明をすれば納得して援助をさせてくれるのかを考えて組み込む。

清拭については、
セルフケア不足で看護診断が上がり、毎日行います。

援助初日に行動計画目標に記載し、その後、特に問題なければ、記録(援助計画)の中で、評価⇔修正⇔援助を繰り返す。

私の学校は、清拭などの保清の援助に加え、その他に上がる診断3つにおいて、看護援助をする必要がありました。

当日の行動計画目標については、実習当日にメインとなる援助、新しく入る援助についての目標を記載しました。

何故なら、初めて行う援助はリスク管理が乏しい状態の為、メインテーマとしていました。

また、問題点が生じている援助に関しては、その問題点を改善出来るような援助計画を入れてその目標を達成すべく目標を立てました。

毎日実習後にアセスメント、修正を行い、翌日に改訂版の援助を実行していきます。

実習が終わるまで or 看護目標を達成するまで、修正と援助を繰り返すのです。

コツは、援助をしている時に何らかの問題点and/or患者さんが喜んでくれた事。を見つけていくことです。

患者さんが発した言葉、上手くいかなかった援助を見つけ、メモしておいて下さい。

援助している時に、反省点を見つけて、夜に修正する看護記録について書く準備をするのです。

家に帰って、疲弊した状態で考えても時間がかかり、精神的負担も身体的負担も大きいです。

記憶がフレッシュな内にしっかりメモを取り、やる事リストとして挙げておきましょう。


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